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 がん保険・医療保険選びのポイント!
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-がんでも入れるがん保険-
【がん経験者でも加入できるがん保険について】
  一般に生命保険は、健康な時は加入のニーズが低く、健康に自信が無くなった時にニーズが高まるという特徴を持っています。一方保険会社側は、なるべく健康な人に加入してもらいたいため、顧客側の加入のニーズが高まり、申込みを行っても、その人が健康でない場合、加入を拒否する場合もあります。
 つまり入りたいと思った時に、加入が出来ない可能性が高いということです。
 病気の中でもがんの場合、一度罹患すると、その後何年経っても保険に加入できないケースがほとんどでしたが、最近“がんになったことのある人でも加入できるがん保険”が売り出されています。
 このページでは、がん経験者でも加入できるがん保険についてご紹介いたします。

●現在発売されている保険
 がんになったことがある人でも加入できるがん保険は、現在のところ2種類が発売されています。
 1つはアメリカンファミリーの「優しいがん保険」という商品、もう一つはセコム損保の「メディコムワン」という商品です。
 それぞれの特徴を簡単にご紹介いたします。

<アメリカンファミリーの「優しいがん保険」の特徴>
・がんの治療(経過観察のため定期的検査は除く)を受けた最後の日から、10年以上経過している満50〜80歳までの人が加入対象
・医師の診査は不要
・入院給付金は、入院日数や入退院の回数に制限なく、在宅療養給付金も制限がなく、その都度支払う
・加入時の保険料は一定(更新による保険料の変更は無)

<セコム損保の「メディコムワン」の特徴>
・乳がんを経験した人専用のがん保険で、がんが再発・転移(乳がんに限らず)した場合の治療費を補償
・加入時の年齢が満20歳〜65歳
・加入時の年齢、乳がんのステージ、手術からの経過期間で保険料が決まる
・自由診療による治療費も補償(高度な治療も全てカバー)
・初めて罹ったがんが乳がんで、その後再発がんや新たながんに罹っていない


●それぞれの保険の長所・短所
 アメリカンファミリーの「優しいがん保険」の場合、過去に罹患したがんの種類は問いませんが、治療終了から10年以上経過していることが必要です。
 一方、セコム損保の「メディコムワン」は、乳がんの経験者のみが加入対象ですが、がんの手術をしてから比較的短い期間で加入できます。
 またセコム損保の「メディコムワン」は、自由診療でも公的保険診療でも、その自己負担となる治療費について、入院は全額、通院は500万円まで補償しており、補償内容は大変魅力的ですが、一方で月額保険料が2万円になる場合もあります。


●さいごに
 それぞれに特徴(メリット・デメリット)がありますが、一度がんになったことのある人が、がん保険に加入できる可能性があるという点で、画期的な商品です。
 アメリカンファミリーがこの保険を発売したのは1994年、セコム損保は2006年に発売を開始しました。
 商品のPR不足のため認知度が低いこともあってか、加入者は今のところあまり多くはないようですが、がんで多額の治療費の支払を経験された方、また今後に不安を感じていらっしゃると言う方は、その商品内容について各社のホームページ等で詳しく調べて見られることをお勧めします。


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