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 がん保険・医療保険選びのポイント!
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【トラブルになった場合の相談先】
 「いざ保険金の請求をしたら、保険会社から支払いを拒否された」という話を時折耳にすることがあります。
 保険金の支払いを巡って保険会社とトラブルになった場合、契約者はどのように対応したら良いのでしょうか?
 以下にてその一般的な対応方法について解説いたします。

●まずは支払われない理由を明確に教えてもらいましょう
 保険金請求手続きの窓口は、国内の生命保険会社であれば担当の営業員か支社の窓口、外資系や損保系の生命保険会社なら電話対応が一般的かと思われます。
 対応する相手が誰であれ、大切なのは支払われない理由を明確にすることです。
 具体的には「約款のどの部分に該当するのか?」を聞いてみることなのですが、明確な答えが返ってこない場合は、書面による回答を求めるのも一つの方法です。
 保険会社から不払いの理由を聞いたら、契約時に渡された約款を見てみましょう。大抵の場合はこの段階で支払われるかどうかの判断がつきます。
 約款に不払いに該当する明確な記述がある場合は、生命保険会社に大きな過失がない限り、支払いは困難と見たほうが良いでしょう。
 約款を見ても分からないという場合は、詳しい人に見てもらいましょう。

●それでも納得がいかない場合
 生命保険会社から不払いの理由を聞いても、どうしても納得がいかない場合は、国民生活センターや業界団体に相談するのも一つの方法です。
 ただし不払いの理由を明確に聞いておかないと、第三者である国民生活センターや業界団体としても回答のしようがありません。まずはいま契約している生命保険会社と納得の行くまで折衝するのが大前提になります。
 相談先は当サイトのリンクに掲載してあります。各団体とも相談窓口を設けていますので、そこに連絡をしてみると良いでしょう。
 明治安田生命のトラブル発覚は、監督官庁への苦情が突出して多かったからとも言われており、結果として効果があったことになります。

●トラブル解決の最終手段
 生命保険会社に相談しても、外部機関に相談しても解決しない場合は、司法の手によって問題を解決してもらうしかありません。
 当サイトにおいては、保険金の支払いを巡って争われた事例(判例)を掲載していますので、よろしければそれらも参考にしてみてください。
 ただ保険会社は専属の顧問弁護士や法務関係のスタッフを多数抱えており、裁判になっても勝ち目があるという場合に支払いを拒否するわけですから、生保の訴訟に詳しい弁護士に相談することが大切です。
 私の大学時代の友人で某生命保険会社の顧問弁護士をしていた人間がいますが、支払いを巡っての裁判では一度も負けたことがないと言っていました。
 とは言え実際の判例を見ると、生命保険会社が敗訴するケースもかなりあることから、可能性が無いわけではありません。
 納得の行くまで争うという方は最終手段(裁判)を選択するしかないでしょう。

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