|
【給付金請求の時効について】 |
|
|
|
●5年前までしか遡らない理由 今回の不払いの調査が過去5年以内までしか遡っていない最大の理由は、給付金請求の時効が5年であることだと言われています。 また、病院のカルテもそれほど長い間は保管されていないケースが多く、それ以上遡ったとしても検証する術が無いことも理由の一つとして挙げられています。 生命保険会社によってもデータの保管基準はまちまちで、かなり前まで遡れる会社もあれば、そうでない会社もあったようです。 こうしたことを鑑みて、金融庁は過去5年以内の不払いについて報告を求めたものと思われます。 ●5年以上前の不払い契約についてはどうなる? 某大手生命保険会社の知人に「5年以上前の不払いについてはどのように対応するのか?」と尋ねてみましたが、その人は「5年以上前の不払いであっても顧客の申し出があれば真摯に対応する」と言っていましたので、不払いに該当していることが分かれば、5年以上経過していても給付金を支払ってくれるようです。 法律上は5年で時効となるため、全ての保険会社が同様の対応をしているかどうかは分かりませんが、心当たりのある方は、保険会社に聞いてみると良いでしょう。 ●さいごに 入院給付金、死亡保険金の請求とも、受取る権利が発生してから5年で時効を迎えますが、今回の不払いの特性上、法律上は支払わなくても良いケースであっても、支払いをする保険会社が多いものと思われます。 本来支払うべきものを支払っていなかった訳ですから、保険会社のこうした対応は、消費者側から見れば当然のようにも思えます。 |
|
−「がん保険・医療保険選びのポイント!」トップへ−
|